神戸史学会『歴史と神戸』

 

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2017/10/21

『歴史と神戸』324号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
56巻5号/歴史と神戸/もくじ
特集 新視角・ひょうごの古代史
「播磨国風土記」の「鹿」地名
―説話に見る律令官人の筆力―…………………………小西 規雄(1)
「新撰姓氏録」考?その歴史的背景について
……………………………………寺本 躬久(14)
長岡京遷都と和気清麻呂・都下国造…………………羽床 正明(23)
【地域から】地元で歴史を語り合って
  「上野・歴史をかたる会」の立ち上げ…………竹村 勝昌(30)
地域コーナーの新設と報告、投稿のお願い………………………(35)
神戸開港・大阪開市150年記念
第10回 外国人居留地研究会全国大会 in 神戸 2017…………(41)
残暑見舞い申し上げます……………………………………………(41)
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 新聞地域版を読む(13、36)  新入会員紹介(41)


表紙・藤田年男



巻頭言
 「地域から」のコーナーの新設を待っていたかのように竹村勝昌さんからぴったりの原稿をいただいた。定年を機に歴史研究にのめりこみ、今ではあちこちの古文書を読む会や古文書整理の会の常連。発見の楽しみを一人占めせずに分かち合おうと地域を巻き込む。
 歴史好きの仲間をネットワークで結ぶことの大事さは、阪神・淡路大震災でいやというほど味わった。貴重な資料が、絶望の淵の中で、処分されていく。その意味を知っている人が身近にいれば、きっと助け合うだろう。被災した史料の救出活動として始まった歴史資料ネットワークの活動は、歴史文化を大事にした地域づくりに軸足を移して活動している。
そんな取り組みが実った地域は、ふるさとに愛着を持てる住みやすい街にきっとなれる。人口減の中でも「どっこい生きてる」という声を広げたいものだ。


編集後記 ▼今回は古代の原稿を三本集め、古代史の特集とした。小西さんの論文は倍くらいの長い原稿を頂戴したが、テーマを風土記に登場する鹿の説話に限定して読みやすい分量にさせていただいた。古代史料をどう読むか、賛否はあると思うが、多様な読み方があっていい。
▼寺本さんは九十七歳。ご高齢にも関わらず論がしっかりしていることに舌をまく。「古事記」と「日本書紀」を駆使して「新撰姓氏録」を読み解く。古代の人名表記はいろいろあるが、「日本書紀」は後世に替えられたという寺本さんのお考えに基づき「古事記」に統一。羽床さんは和気清麻呂の知られざる一面と、過去に本誌で展開された主張とをつなげる論考をいただいた。
▼前納制で運営しているが、会費滞納の方が少なくない。歴史文化を守っていく場、市民レベルの研究発表の場を守る上でも、ぜひ会費前納をお願いしたい。長らく未納の方は分割でもいい。ただ限度もある。長期未納の方への対処は委員会で議論したい(大国)


13:20 | 刊行物