神戸史学会『歴史と神戸』

 

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2017/05/13

『歴史と神戸』320号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
56巻1号/歴史と神戸/もくじ
特集・新視角・ひょうごの教育史
明石女子師範学校附属小学校
「動的教育」の全国的展開………………森本眞一(1)
― 神奈川県平塚市の場合 ―             義根益美
一九三〇年代、兵庫県における「新興教育運動」…田中 隆夫(21)
森田修一「ああ筒台の辺に」への疑問……………永田 實(29)
  ―市立一中の校訓「総親和・総努力」―
播磨で皮革業が発展した条件と
原動力はなんであったか……………のび しょうじ(33)
―『播磨皮革史の研究』をまとめて―
江戸川柳による「平家物語」(6)…………………石川 道子(41)
第16回神戸・阪神歴史講座(第13回尼崎歴史講座)
「ふすまから出てきた歴史」……………………………………(40)
   ―文書のはがし作業から整理・公開にいたるまで―
地域史卒論報告会の開催のお知らせ……………………………(48)
編集部メールアドレス変更のお知らせ…………………………(48)
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 新聞地域版を読む(20、28、32、46)  表紙のことば(46) 会計報告(49)
表紙・藤田年男


巻頭言
 前号の小欄で紹介した「豪商 神兵 湊の魁」(一八八二年刊)の出版作業が大詰めを迎えている。
当時の開港場と兵庫津の事業所と観光地の案内書で、銅版画で約一五〇の店頭や五四〇余りの事業者などを紹介している。
改めて読み込むと、画像でないとわからない店頭の様子、暖簾に染め抜いた屋号紋や社旗が明らかになる。店頭で実演販売をやったり、作業工程を公開したり、手仕事の重要さが伝わってくる。
また明治維新で禄を失った士族のため設けた備前の天瀬焼を商う店、東京の著名な伊勢勝靴店の支店、関東の二子織という縞模様の織物が兵庫県産として売られていたことなど、忘れられた事実の再発掘には事欠かない。さらに、両替商と時計店、西洋小間物と船に付ける舷灯など、異なる分野の商品を同時に扱う店もあり、当時の商工業の一端が浮かび上がる。


編集後記 今回は永田實委員の骨折りで、教育史特集とした。大正期の先進的な明石女子師範附属小学校での教育の実践。全国でも有名で、神奈川県から長期にわたって教員を派遣し学び取る動きがあった。森本さんと義根さんの論考は、その背景を明らかにした。


▼田中さんの論文は、一九三〇年代、兵庫県内でも展開された新興教育運動を受けて誕生した歴史上初の戦前の教員組合と弾圧の歴史を解明した。
永田委員からはかつて連載した森田修一さんの見解への異論。森田さんは既に鬼籍に入られたが、掲載論文への検証は続けたい。
▼3月には尼崎で歴史講座、また神戸で恒例の卒論報告会がある。奮ってご参加を。
▼編集部のメールアドレスが変わりました。ご注意を。
▼自前で組版を行うようになってコストダウン、おかげで黒字になった。作業の負担はぐっと増えたが、雑誌の維持のためには我慢。会員も増加傾向。ありがたい(大国)


16:00 | 刊行物