神戸史学会『歴史と神戸』

 

お知らせ

お知らせ
2017/10/21

地域コーナーの投稿のお願い

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
地域コーナーの投稿のお願い
  
【地域コーナー新設】
 「歴史と神戸」に「地域から」というコーナーがあり、兵庫県内の自治体・民間を問わず、歴史の調査・研究、博物館や史料館の地域史編集事業や史料保存の取り組み、そこなかで生まれた成果などを広く発信していただいています。 
 気軽な読み物として調査の報告などを披露いただく場です。古文書を読む会、市史を読む会の取り組み、在野の地域学の取り組みなど、団体紹介でも構いません。
【執筆要項】
 漢数字、縦書き、26字23行2段組みのスタイルで3?6?程度をイメージしていますが、増減はある程度は構いません。原稿はできればメールかCDで、編集部・大国宛にお送りください。なお初稿をお送りしますが、元原稿は必ず控えをお持ちください。冊子を10冊無料献呈します。
【地域コーナーは会員以外の投稿も受け入れ】
 「歴史と神戸」への投稿は会員が原則ですが、「地域コーナー」に限り、非会員でも投稿を受け入れます。

【編集部】〒664?0846 伊丹市伊丹2丁目1番19号
 大国 正美
 080―6130―2624
 072―783―1670(ファクス兼用)
 makomari1234(a)gmail.com  ※(a)は@に変更ください

 なお会員になっていただける方は、左記の口座に年会費3000円を振り込み願います。
【振替口座】01190―2―4018 神戸史学会

13:24 | 運営
2017/10/21

『歴史と神戸』324号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
56巻5号/歴史と神戸/もくじ
特集 新視角・ひょうごの古代史
「播磨国風土記」の「鹿」地名
―説話に見る律令官人の筆力―…………………………小西 規雄(1)
「新撰姓氏録」考?その歴史的背景について
……………………………………寺本 躬久(14)
長岡京遷都と和気清麻呂・都下国造…………………羽床 正明(23)
【地域から】地元で歴史を語り合って
  「上野・歴史をかたる会」の立ち上げ…………竹村 勝昌(30)
地域コーナーの新設と報告、投稿のお願い………………………(35)
神戸開港・大阪開市150年記念
第10回 外国人居留地研究会全国大会 in 神戸 2017…………(41)
残暑見舞い申し上げます……………………………………………(41)
――――――――――――――――――――――――――――――
 新聞地域版を読む(13、36)  新入会員紹介(41)


表紙・藤田年男



巻頭言
 「地域から」のコーナーの新設を待っていたかのように竹村勝昌さんからぴったりの原稿をいただいた。定年を機に歴史研究にのめりこみ、今ではあちこちの古文書を読む会や古文書整理の会の常連。発見の楽しみを一人占めせずに分かち合おうと地域を巻き込む。
 歴史好きの仲間をネットワークで結ぶことの大事さは、阪神・淡路大震災でいやというほど味わった。貴重な資料が、絶望の淵の中で、処分されていく。その意味を知っている人が身近にいれば、きっと助け合うだろう。被災した史料の救出活動として始まった歴史資料ネットワークの活動は、歴史文化を大事にした地域づくりに軸足を移して活動している。
そんな取り組みが実った地域は、ふるさとに愛着を持てる住みやすい街にきっとなれる。人口減の中でも「どっこい生きてる」という声を広げたいものだ。


編集後記 ▼今回は古代の原稿を三本集め、古代史の特集とした。小西さんの論文は倍くらいの長い原稿を頂戴したが、テーマを風土記に登場する鹿の説話に限定して読みやすい分量にさせていただいた。古代史料をどう読むか、賛否はあると思うが、多様な読み方があっていい。
▼寺本さんは九十七歳。ご高齢にも関わらず論がしっかりしていることに舌をまく。「古事記」と「日本書紀」を駆使して「新撰姓氏録」を読み解く。古代の人名表記はいろいろあるが、「日本書紀」は後世に替えられたという寺本さんのお考えに基づき「古事記」に統一。羽床さんは和気清麻呂の知られざる一面と、過去に本誌で展開された主張とをつなげる論考をいただいた。
▼前納制で運営しているが、会費滞納の方が少なくない。歴史文化を守っていく場、市民レベルの研究発表の場を守る上でも、ぜひ会費前納をお願いしたい。長らく未納の方は分割でもいい。ただ限度もある。長期未納の方への対処は委員会で議論したい(大国)


13:20 | 刊行物
2017/08/07

『歴史と神戸』323号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
56巻4号/歴史と神戸/もくじ
特集 新視角・ひょうごの近世史
近世における播磨国の町場―郷帳・絵図を手がかりに―……小山 明彦(1)
長州藩と「兵庫御備場」その?―駐屯部隊の概要―………竹村 勝昌(21)
三田の地名散策 母子 怪奇譚と地名………………………渋谷 武弘(23)
たまにはこんな旅(下)―神戸電鉄押部谷駅から近鉄忍海駅へ―…阪下 博也(29)
地域コーナーの新設と報告、投稿のお願い………………………(43)
原稿募集………………………………………………………………(14)
暑中見舞い申し上げます……………………………………………(46)
――――――――――――――――――――――――――――――
 新聞地域版を読む(22、37) 受贈図書紹介(44) 新入会員紹介(28)

表紙・藤田年男


巻頭言
 兵庫県域の歴史は多様だ。よく但馬・丹波・播磨・摂津・淡路の五カ国と言われるが、備前・美作の一部もごく一部ながら含まれていて、本当は兵庫七カ国である。それぞれに歴史と文化があり、学びや発見がある。しかし発見は共有してこそ意味がある。そのためには情報発信が欠かせない。昨今は自らSNSで拡散させることもできるし、ホームページを作る団体も多い。
しかし愛好家に直接送るのも大切だ。そんな発想で四三ページにあるように「地域から」のコーナーを設けることにした。情報交換の意味合いから会員以外にも特別に開放することにした。
活動はしているが、雑誌などを持たない団体も少なくない。そんな団体が集うプラットホームの役割りを、「歴史と神戸」が果たせたら…。会員減少、原稿不足に悩み打ち出した新機軸。なんとか軌道に乗せるのにご協力を。


編集後記 
▼今回は江戸時代の在郷町研究に取り組んでいる伊賀さんが、播磨国全体の在郷町の分析をした。郷帳は村名と生産力をあらわす石高を郡ごとに書き上げた帳簿で、国絵図とセットで作成されている。郷帳と絵図をもとに、伊賀さんはこれまでの研究で示されている「町方町」と「在方町」の2類型を、域内の田地の有無、町政機構や村政機構の状態などを指標に4類型に分けた。
▼江戸初期の「慶長国絵図」に登場する「町」の多さは知ってはいたが、三四もあるという。それが江戸時代を通じて「村」になっていく。中世までは、在地に小領主が群雄割拠し、流通と都市の機能が分散されていた。ところが近世になって兵農分離が進み武士が城下町に集住し都市機能が城下町に吸収される。こうして中世の「町」は近世の「村」に形を変えていく。
▼現代の東京一極集中の構図が近世には各地で起きていた、
と思うのは、やや強引かもしれないが、歴史に学ぶことは何だろう。   (大国)


16:04
2017/06/02

『歴史と神戸』322号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
56巻3号/歴史と神戸/もくじ
特集・戦後という時代を生きて
『兵庫県民歌』の戦後………………………………橋岡 昌幸(3)
教員の戦争記憶………………………………………比嘉美智子(16)
「野々」地名をめぐって……………………………大村 卓弘(33)
たまには こんな旅(上)…………………………阪下 博也(41)
 ?神戸電鉄押部谷駅から近鉄忍海駅へ?

神戸・阪神歴史講座 第17回
離宮と御用邸が設けられた時代…………………………………(32)
2017年度 歴史資料ネットワーク総会シンポジウム
被災資料整理 ボランティアのあり方を考える………………(49)
神戸史学会賞・落合重信記念賞の公募と暑中見舞い広告のお願い……(1)
――――――――――――――――――――――――――――――

 新聞地域版を読む(46)  新入会員紹介(45) 
おわびと訂正(15、前号の三枝正平さんの原稿について)
表紙・藤田年男



巻頭言
 神戸史学会が、神戸で七月一日午後一時から、兵庫勤労市民センターで、神戸にあった皇室の離宮や御用邸をテーマにした講演会を行う。毎年の卒論報告会を除けば久々のイベントだ。以前から委員の間で「雑誌を出すだけでは不十分」という声があって、尼崎市立地域研究史料館と神戸阪神歴史講座を開催してきたが、このところ、マンパワー不足で、尼崎で連続開催になっていた。須磨離宮、有栖川宮別邸、神戸御用邸と、明治には皇室の保養地などとして注目を浴びた神戸だが、意外に知られていない。開港一五〇年を機に二人の研究家の協力を得て開催する。コンセプトは、「歴史と神戸」に書いてみたいこと、あるいは書いたけど、書き切れなかったことを少人数でも語りあう。そして人のネットワークを強くする。天候がよければ神戸御用邸跡地の見学会もしたい。楽しく盛り上げたい。ご協力とご支援をいただければ。


編集後記 ▼改憲論議が新聞に載らない日はないほど、いま憲法が話題になっている。その憲法に合わせるように作られた「兵庫県民歌」。当時の知事の感謝状まであって、公式な県民歌制定行事だったのは間違いないが兵庫県は存在を否定する。橋岡さんの論考は、その過程を丹念に明らかにした。否定された理由が、県政の混乱にあるという見解はとても面白い。
▼比嘉さんの論考は、卒論報告会の内容をもとに論考にした。戦中、教え子を戦場に送った教師が、戦後にどう回顧したか。重いテーマである。そして語られたことに加えて、語られなかったことの意味にまで思考が進んでいる。
▼巻頭言や会告でも触れたように忘れられた神戸御用邸に関する講演会を七月一日午後一時から兵庫駅前の勤労市民センターで開催します。会場が狭く先着順です。また当日受付などお手伝いをしていただける方も募集しています。申し込み方法は本誌をごらんください。(大国)

00:43 | 刊行物
2017/05/13

『歴史と神戸』321号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
56巻2号/歴史と神戸/もくじ
特集・新視角・ひょうごの中世史
戦国期摂津国多田地域における
塩川氏の領主化過程………………小山明彦(1)
但馬山名氏周辺の連歌
―いわゆる宗砌流について―……………………………片岡 秀樹(21)
尾芝静所著『静所詩鈔』について(上)
―『静所詩鈔』の概要紹介―………………………………三枝 正平(32)
江戸川柳による「平家物語」(7)……………………石川 道子(44)
――――――――――――――――――――――――――――――
 新聞地域版を読む(20、43、49) 原稿募集(31)
 おわび(320号の田中隆夫さんの住所と校正について)
表紙・藤田年男


巻頭言
 神戸が開港一五〇年で盛り上がっている。一八六八年一月一日の開港で、本来の記念日は二〇一八年なのだが、神戸市は一年前倒しでさまざまな事業をしている。この「一年前倒し」は、決して今年市長選があるからではない。五〇年前からの慣例で、一〇〇年記念式典が満九九年の一九六七年に行われ、以降一〇年ごとに「前倒し式典」をしている。これは前年から機運を盛り上げようとしたという説や、六七年五月に東京で国際港湾協会総会があり、当時の神戸市長が議長を務めたためともいう。
また開港五〇周年は一九二八年に当たるが、式典は丸三年遅れて三一年五月に行われた。電気事業の市営化、市制施行三〇周年、水道拡張工事完成と須磨町編入などが重なったためだという。
節目にこだわらない鷹揚さを持っているのか。たまたまの偶然なのか。式典は五月。もうすぐだ。



編集後記 ▼小山さんの論文は、戦国時代の多田院(川西市)と筆頭御家人の塩川氏の関係を、中央政権の動向も視野に入れて論じた。小山氏によれば永正年間に細川氏によって多田院の権益削弱が行われ、塩川氏が細川氏と接近して力関係が逆転。塩川氏は天文十年から領主化、十八年に完遂したと主張する。
▼片岡さんの論考は、但馬の山名氏の周辺に伝わる地方の連歌について、紹介したものである。応仁の乱の西軍の将、山名宗全も連歌の向上に尽力したという。
▼三枝さんの論文は、江戸時代後期の加西郡の漢学者で漢詩人の尾芝静所の作品紹介。今回は中世史の特集だが、中世の連歌と近世の漢詩を組み合わせて文学史に関心のある方にも読んでもらいたい。
▼7回にわたった石川さんの川柳の連載が終わった。二〇一四年二月の突然の訃報から丸三年。著作集、古文書講座の冊子化に続く追悼事業も一区切り。さようなら。そして忘れない。     (大国)


16:03 | 刊行物
2017/05/13

『歴史と神戸』320号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
56巻1号/歴史と神戸/もくじ
特集・新視角・ひょうごの教育史
明石女子師範学校附属小学校
「動的教育」の全国的展開………………森本眞一(1)
― 神奈川県平塚市の場合 ―             義根益美
一九三〇年代、兵庫県における「新興教育運動」…田中 隆夫(21)
森田修一「ああ筒台の辺に」への疑問……………永田 實(29)
  ―市立一中の校訓「総親和・総努力」―
播磨で皮革業が発展した条件と
原動力はなんであったか……………のび しょうじ(33)
―『播磨皮革史の研究』をまとめて―
江戸川柳による「平家物語」(6)…………………石川 道子(41)
第16回神戸・阪神歴史講座(第13回尼崎歴史講座)
「ふすまから出てきた歴史」……………………………………(40)
   ―文書のはがし作業から整理・公開にいたるまで―
地域史卒論報告会の開催のお知らせ……………………………(48)
編集部メールアドレス変更のお知らせ…………………………(48)
――――――――――――――――――――――――――――――
 新聞地域版を読む(20、28、32、46)  表紙のことば(46) 会計報告(49)
表紙・藤田年男


巻頭言
 前号の小欄で紹介した「豪商 神兵 湊の魁」(一八八二年刊)の出版作業が大詰めを迎えている。
当時の開港場と兵庫津の事業所と観光地の案内書で、銅版画で約一五〇の店頭や五四〇余りの事業者などを紹介している。
改めて読み込むと、画像でないとわからない店頭の様子、暖簾に染め抜いた屋号紋や社旗が明らかになる。店頭で実演販売をやったり、作業工程を公開したり、手仕事の重要さが伝わってくる。
また明治維新で禄を失った士族のため設けた備前の天瀬焼を商う店、東京の著名な伊勢勝靴店の支店、関東の二子織という縞模様の織物が兵庫県産として売られていたことなど、忘れられた事実の再発掘には事欠かない。さらに、両替商と時計店、西洋小間物と船に付ける舷灯など、異なる分野の商品を同時に扱う店もあり、当時の商工業の一端が浮かび上がる。


編集後記 今回は永田實委員の骨折りで、教育史特集とした。大正期の先進的な明石女子師範附属小学校での教育の実践。全国でも有名で、神奈川県から長期にわたって教員を派遣し学び取る動きがあった。森本さんと義根さんの論考は、その背景を明らかにした。


▼田中さんの論文は、一九三〇年代、兵庫県内でも展開された新興教育運動を受けて誕生した歴史上初の戦前の教員組合と弾圧の歴史を解明した。
永田委員からはかつて連載した森田修一さんの見解への異論。森田さんは既に鬼籍に入られたが、掲載論文への検証は続けたい。
▼3月には尼崎で歴史講座、また神戸で恒例の卒論報告会がある。奮ってご参加を。
▼編集部のメールアドレスが変わりました。ご注意を。
▼自前で組版を行うようになってコストダウン、おかげで黒字になった。作業の負担はぐっと増えたが、雑誌の維持のためには我慢。会員も増加傾向。ありがたい(大国)


16:00 | 刊行物
2017/05/13

『歴史と神戸』319号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者

55巻6号/歴史と神戸/もくじ

特集・新視角・ひょうごの近世史

播磨国三木町地子免許特権の再検討………………伊賀 なほゑ(1)

―地子免許状と町の構造を中心に―

幕末期淡路廻船による大坂・九州北部間交易の様相…海部伸雄(17)

―津名郡草加北村の財木屋「明神丸」の場合―

尼崎市制一〇〇周年記念新「尼崎市史」……………辻川  敦(35)

  ―『たどる調べる尼崎の歴史』の刊行―

自分史と地域史がクロスする場所…………………上村  武男(40)―尼崎の「新市史」を読みながら―

江戸川柳による「平家物語」(5)…………………石川 道子(45)

――――――――――――――――――――――――――――――

 

表紙・藤田年男



巻頭言

 「豪商 神兵 湊の魁」と題した明治十五年(一八八二)一月刊行の史料が、来春、神戸開港一五〇年の記念事業の一環として、神戸新聞出版センターから解説付きで復刻されることになった。

この書は現在のフラワーロードから兵庫津までの範囲にある事業所と観光地の案内書で、銅版画で約一五〇の店頭や名所を紹介、五四六もの事業者名の業種や所在地が確認できる。元町通の放香堂、兵庫のかまぼこ店の三笠など、現存している店はわずかで、当時を知る貴重な史料である。

長い間忘れられていたが、昭和三十六年(一九六一)に神戸市史編纂の過程で兵庫区の民家で見つかり、昭和五十年に神戸史学会が、限定版で復刻していた。英語の看板、西洋の雑貨類、牛肉店など開港直後の神戸の風景、近世以来の兵庫津が生き生きと描かれている。

新たな研究進展を願う。


 

編集後記 今回は近世特集とした。伊賀さんの論文は、城下町でもない在郷町の三木がなぜ、免税特権を持ち続けたのか、という学界でも議論された問題に正面から取り組んだ。新たな論争に期待したい。

▼海部さんの論文は、淡路の津名郡草加北村の廻船が九州北部や山陰・北陸と大坂を結んで、どのような活動をしていたのかを、史料に即して解明した。これまで実態がほとんど知られていなかったので、貴重な成果だ。

▼尼崎市がまた新しいコンセプトの市史を出した。「調べる」がキーワード。編者側と読者側の両方主張を読んで、「なるほど」「納得」。

▼在庫を預かってもらっていた田中印刷の倉庫再編で、バックナンバーをトランクルームに預けることになった。田中印刷への事務所費と差し引きでもやや負担増になり痛い。

▼この号で今年も終了します。振込用紙を同封しました。みなさんの会費で成り立っています。会費の前納をよろしくお願いします。  (大国)



15:57 | 刊行物
2016/11/24

『歴史と神戸』318号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
55巻5号(通巻318号) 歴史と神戸
特集・新視角・ひょうごの古代史

『播磨国風土記』研究の新動向―資料の国際比較研究の重要性―  坂江  渉
龍宮城から見た『平家物語』成立の時代―諸本の中の浄土教思想の変遷を中心に― 赤谷 正樹
神の掟と人間の復活  寺本 躬久
「戊辰年五月□中銘大刀」と「大徳山」  生田  隆
六甲山登山路名称考(4 ?落ちこぼれ集・地名2? )  阪下 博也
江戸川柳による「平家物語」(4)  石川 道子
暑中お見舞い申し上げます
 新聞地域版を読む  新入会員紹介
表紙・藤田年男


編集後記 
今回の号は古代史。県立歴史博物館に新設された「ひょうご歴史研究室」で播磨国風土記研究に新境地を切り開いている坂江渉さんに、研究動向をまとめてもらった。
▼赤谷さんは遠く北海道からの投稿。布引の滝が竜宮城の入口になっているというのは知る人ぞ知る伝説だが、理想郷と畜生道の入口というギャップを浄土教の思想の変遷と合わせて読み解いた。神戸国際観光コンベンション協会から写真を提供ただいた。こうした活用は初めてだと思う。
▼寺本さんはギリシャ神話まで視野に入れて神と人の関係を整理した。ますますご健筆。生田さんの見解、賛否はあるかもしれないが、身近な歴史から発想するのは楽しいことでもある。短文の原稿こそ歓迎したい。
▼「歴史と神戸」を広く知ってもらおうと三宮のジュンク堂書店でも販売している。組版製作を自前でやり財政も好転。何より会員増が続いていて、4年連続退会者を上回っていることがうれしい(大国)

最新号はうみねこ堂書林http://www.portnet.ne.jp/~uminekodo/に置いております。

09:52 | 刊行物
2016/09/21

『歴史と神戸』317号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
55巻3号 317号 歴史と神戸
特集・前近代のひょうごの風景

長州藩と「兵庫御備場」その?竹村 勝昌(1)
―兵庫津諸寺へ駐屯―
『盍簪集』にみる近世北浜の塩浜風景歌井 昭夫(9)
江戸川柳による「平家物語」(3)石川 道子(16)
旧湊川はもう一本あった中島  豊(21)
――最初の河道は失敗か――
田岡香逸氏のこと今村 欣史(25)
《わが神職累代の記(15)》自分のこと〈3〉
歴史の井戸の奥底へ―山陰紀行、大震災、そして祝詞論。
上村 武男(29)
六甲山登山路名称考(3)?落ちこぼれ集・地名1?阪下 博也(39)
 
暑中お見舞い申し上げます(54)
――――――――――――――――――――――――――――――
 新聞地域版を読む(47)  受贈図書紹介(15)
 新入会員紹介(20) 原稿募集(24)

編集後記 
巻頭言で中島豊さんの自費出版を紹介したが、今回の号にも湊川の付け替えの原稿を掲載した。随分前に投稿いただいたが、いろいろ事情が重なって掲載を先送りしてきた。やっと宿題を果たせた。特に戦後七〇年特集を年に三回やったことで、原稿掲載の先送りが続いてきた。申し訳ない。
▼竹村さんの原稿、歌井さんの漢詩からの論考、中島さんの原稿など、今回の号は前近代の歴史的景観の復元をテーマにした。素材も手法も違うが、歴史的景観の復元という点で共通性を感じた。
▼上村さんの連載が終わった。「個人的過ぎる」との声が一部にあったが、戦前からの神職の公私にわたる生活史をかくも生々しく描いたものを知らない。案の定、某出版社からの商業出版が決まったという。「売れる」と判断されたのだろう。続けてきてよかった。こうした下支えをして歴史文化を普遍化することも小誌に与えられた大事な役割だと信じたい。     (大国)

最新号はうみねこ堂書林http://www.portnet.ne.jp/~uminekodo/に置いております。

16:13 | 刊行物
2016/07/06

『歴史と神戸』316号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
55巻3号 316号 歴史と神戸
特集・石造遺品から読む地域史
尼崎戎神社の徳川家家紋入り石燈籠について……村上 昭彦(3)
姫路城石垣普請研究事始め…………………………増田 行雄(7)
  ――近世・鬢櫛山石切丁場跡調査概要報告――
兵庫県南部花崗岩製宝篋印塔の隅飾斜度…………中村 和男(19)
六甲山登山路名称考(2)…………………………阪下 博也(29)
 ?落ちこぼれ集・山仲間?
江戸川柳による「平家物語」(2)………………石川 道子(35)
「石川道子の古文書楽講座」古文書初心者向け冊子、電子ブック作製………(43)
《わが神職累代の記(14)》自分のこと〈2〉
「村の神官」―宮司就任、神道青年会、そして著述。
………………………………………上村 武男(44)
神戸・阪神歴史講座 第15回(尼崎歴史講座 第12回)
地域を記録する写真史料…………………………………………(51)
2016年度 歴史資料ネットワーク総会シンポジウム
資料保全と活用の長い道のり……………………………………(18)
―熊本地震によせて―
熊本地震による被災歴史資料保全活動へ 支援募金のお願い…………(59)
神戸史学会賞・落合重信記念賞の公募と暑中見舞い広告のお願い……(1)


編集後記
今回の号は石造遺品を素材に歴史を読むことをテーマに据えた。徳川将軍家の墓前の灯籠がなぜ尼崎に? 
最初は驚いたが、村上さんの原稿を読めばさもありなん。関西の大手企業の元会長宅にあったというのも興味深い。権力の象徴が財力によって点々とする。それもまたドラマ。遺族に接触できず、経緯が分からないのが惜しい。中村さんの宝篋印塔の隅飾りの傾斜度の分析も面白い。比較検討で研究は深まることを改めて実感。増田さんの姫路城採石場の報告は、新たな採石場のフィールド発掘。これも今後の比較検討が待たれる。
▼上村さん、阪下さん、そして石川さんの計三本の連載を抱え今回の号は五六ページ建て。組版作業を自前でしているから総費用が抑えられ、増ページが可能になった。
▼石川さんの追悼事業もいよいよ締めくくり。古文書楽講座の冊子、増し刷りして残りわずか。希望者の多さに裾野の広がりを思う。希望者はお早目に。     (大国)

最新号はうみねこ堂書林http://www.portnet.ne.jp/~uminekodo/に置いております。

15:11 | 刊行物
2016/05/06

『歴史と神戸』315号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
55巻2号 315号 歴史と神戸

特集・知られざる鉄道と通信の歴史3
石田太郎文書と兵庫県の弾丸列車ルート考………大島 貴之(2)
旗振り山と航空灯台(補遺)………………………柴田 昭彦(11)
六甲山登山路名称考(1)…………………………阪下 博也(16)
 落ちこぼれ集・登山道整備
奉書文言としての「仍執達如件」…………………依藤  保(21)


兵庫の庭園再訪(9)
旧益習館庭園…………………………………………西   桂(29)
《わが神職累代の記(13)》自分のこと〈1〉
神職になるまで………………………………………上村 武男(38)
 不良息子の育ち方
江戸川柳による「平家物語」………………………石川 道子(14)


編集後記
弾丸列車の大島さんの原稿は、前回の原稿を発表したことがきっかけになり、尼崎市立地域研究史料館に、関係する文書があることがわかった。『歴史と神戸』に原稿に原稿を載せたことが新たな成果を生んだと思うとうれしい。
▼柴田さんは相変わらずアンテナを高く掲げ新情報の収集に余念がない。坂下さんはしばらく海外におられて退会されたが日本に戻ってまた入会いただいた。西さんの益習館は、ちょうど県の文化財指定を受ける時に重なった。これも何かのご縁である。
▼自前組み版による発行の第二号である。不慣れな一太郎ソフトを使って僕が粗組し、図の指示などをして、それから依藤さんに精緻な組み付けを行ってもらっている。図版が多いとかなりのストレスを感じる。作業に費やす時間も増えた。慣れれば少しはスムーズに作業できるのだろうが。とりあえずなんとか年間六回発行に努力したい。(大国)

最新号はうみねこ堂書林http://www.portnet.ne.jp/~uminekodo/に置いております。

14:38 | 刊行物
2016/02/06

『歴史と神戸』314号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者

55巻1号 314号 歴史と神戸

特集・中世?戦国期のひょうご新研究

三木落城後の大量殺戮説への考察…………………岩本 晃一(1)

黒田官兵衛幽閉の地を考える………………………浅岡 俊夫(15

一遍聖の淡路遊行と兵庫津での入寂………………大江 恒雄(26

《わが神職累代の記(12)》父のこと〈7〉

余生、それとも新生…………………………………上村 武男(41

地域史卒論報告会のお知らせ……………………………………(14

神戸・阪神歴史講座 第14

尼崎が生んだ前衛画家・白髪一雄………………………………(56

兵庫区歴史講座

兵庫城の歴史を紐解く……………………………………………(56

会計報告……………………………………………………………(57

財政難により組版をボランティアで

校正や図版などに関するお願い…………………………………(55

「歴史と神戸」の原稿を募集……………………………………(49

――――――――――――――――――――――――――――――

 

 新聞地域版を読む(50)  新入会員紹介(14)  表紙の言葉(56

表紙・藤田年男

 

巻頭言

 落合重信記念賞に選ばせていただいた武田信一さんに賞を贈呈するために、木南弘代表を含めた委員五人が一月二十四日、淡路にわたった。

鹿児島・奄美大島に一一五年ぶりに雪が降る寒さの中だったが、集まった人たちの温かさに寒気は吹き飛び、心の底からの温かみを目いっぱいに詰め込んで帰った。

 武田さんは淡路地方史研究会会長を三十四年も続けている。集まった人たちと話して、それは多くの人に慕われているからこそ交代劇がなかったと改めて思った。

 歴史のある会だけれど、若手会員の「もっと交流しましょう」、小学校教員の「学んで子どもたちに故郷の歴史を伝えたい」という発言がまぶしかった。

 やっぱり人と交わるのはいい。力をもらえる。一人ではないことを実感できるから。また一歩前に進む原動力になった。

 

編集後記 三木城をめぐる豊臣秀吉と別所長治の戦い。兵糧攻めにあった長治は自らの命と引き替えに城兵を救ったというのが通説。それに疑問を呈し、大量虐殺があったとしたのが小林基伸大手前教授。その新説の問題点を指摘し、虐殺はなかったとしたのが、岩本さんの論文。論争が起きれば三木城への関心も高まる。

▼浅岡さんの黒田勘兵衞が有岡城で幽閉されていた場所を推測した論考、一遍の淡路での布教を紹介した大江さんの論考も興味深い内容だ。

▼落合重信さんと旧知で長らく発行担当をしてきた大村さんが、健康がすぐれず退任することになった。昭和五十五年に事務所に詰めるようになって三十五年。本当に長期間ありがとうございました。代わってホームページ担当の高田祐一君、新聞記事のダイジェスト担当の有吉康徳君が新たに委員に加わった。それでも人手は足りない。協力いただける方は編集部・大国までご連絡ください。 (大国)

 


最新号はうみねこ堂書林http://www.portnet.ne.jp/~uminekodo/置いております。

15:23 | 刊行物
2016/01/31

Facebookページを作成しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:NC管理者
Facebookページを作成しました
https://www.facebook.com/kobesigakukai

13:34
2015/12/25

『歴史と神戸』313号を発行しました

Tweet ThisSend to Facebook | by:サイト運営者


巻頭言

「歴史と神戸」の編集は、手弁当でやっているけれど、会員数の減少で赤字続き。過去の蓄えでなんとかしのいでいる。台所の苦しさを、耳にされた評論家の内橋克人さんが、小誌の先行きを心配され、八月の神戸空襲を記録する会の講演では「講演料で雑誌をまとめ買いしてあげて」と言っていただいた。そんなわけで八月号はいつもより多く印刷したけれどもう在庫なし。近年ではまれに見る売れ行きだった。十二月号の校正でお電話したときも「雑誌は続けられそうですか」と過分なお言葉を頂戴した。権力に対する厳しい視線とは裏腹に、弱い人々への温かな目線。そんな内橋さんらしいお言葉と受け止めた。「戦後七十年はあっても戦後八十年はあるのか」。あまりに重く、そして切迫感のある言葉。今から十年を生きるものにとって共通する宿題。内橋さんの一言一句をかみ締める。

 
54巻6号(通巻313号) 特集・戦後70年 未来へ伝える 平成27年12月1日


―三島宿「言成地蔵尊由来」― 

  播磨四国八十八ケ所札所の成立について                 桂  義一

  長州藩と「兵庫御備場」(その?)                              竹村 勝昌

  〔連載企画〕兵庫の戦後モダニズム建築 第15

      西脇市民会館                                                   笠原 一人

≪わが神職累代の記(10)≫父のこと〈5〉

 悲劇前夜―ふたりの子の親、新社務所、そして戦局悪化

                                      上村 武男

 第3回落合重信記念賞に武田信一さん

124日に贈呈式と記念講演会

 [新聞地域版を読む][新入会員紹介][投稿規程]

      表紙・藤田年男

 編集後記 

 今回は戦後七十年特集の最終回。神戸新聞客員論説委員で、いつも鋭い切れ味の論評を続けている内橋克人さんの講演抄録を柱に、いずれも尼崎地域研究史料館のメンバーの空襲の記録で構成した。大盛況だった講演をもう一度活字で確認してもらえたら。内橋さんの講演の抄録と筆者とのやりとりやその他の原稿の筆者紹介は、尼崎市立地域研究史料館の辻川敦館長に全面的にお世話になった。偶然だが上村さんの連載も「戦中日記」になった。

▼今年三回も戦後七十年特集を組んだために、投稿いただいた原稿の掲載がやや滞った方もいる。申し訳ないが、採算を考えると、増ページができない。ご理解のほどを。

▼落合重信記念賞に淡路で歴史研究と地名研究、そして地方史研究会に半世紀にわたって関わられた武田信一さんにお贈りすることになった。来年一月二十四日に洲本市で贈呈式と記念シンポジウムを開催する。奮って参加を(大国)


最新号はうみねこ堂書林
http://www.portnet.ne.jp/~uminekodo/置いております。
 



17:00 | 刊行物