神戸史学会『歴史と神戸』

 

神戸史学会賞と落合重信記念賞

神戸史学会賞
神戸史学会では、1979年、『歴史と神戸』100号を記念して「神戸史学会賞」を創設、
「多年にわって歴史研究の業績を蓄積してきた人」を対象に個人と団体に贈呈してきました。
神戸史学会賞は、暑中見舞い広告の形で会員が一切の経費を賄い、
学術研究を助成するユニークな賞であり、質の高さも評価されています。
 
落合重信記念賞
研究以外にも、史料や史跡の保存、歴史運動の担い手や活動を組織する人なども
必要な人材です。これからの歴史文化を発展させるには、
個人の専門的な研究もさることながら、こうしたひろがりのある活動が一層大事になって
きています。またこれまでは多年にわたり研究業績を蓄積した研究者個人が中心でしたが
、グループや新進の若手も含めて選考対象にし、受賞の励みに新たな活動に
邁進してもらうことも重要だと考えています。

しかしこうした方々は大きな成果を挙げておられるにもかかわらず、
これまでの受賞者とはすこし性格が異なることも事実です。
このため2006年に「落合重信記念賞」を設け、これまでの「多年にわたって歴史研究の
業績を蓄積してきた人」に加えて、こうした「歴史文化の振興に貢献した個人・団体」
を対象にしています。

神戸史学会賞受賞者一覧
第1回 (昭和54年度) 八木 哲浩氏(神戸大学名誉教授・近世史)
          田岡 香逸氏(石造美術研究家)
第2回 (昭和55年度) 今里 幾次氏(『播磨考古学研究』)
          山田 正雄氏(『播磨黍田村農民の研究』)
第3回 (昭和56年度) 鎌田木三次氏(播磨古代史研究三部作)
第4回 (昭和57年度) 赤松 啓介氏(『赤松啓介著作集』)
第5回 (昭和58年度) 石田 善人氏(岡山大学名誉教授・中世史)
第6回 (昭和59年度) 廣山 堯道氏(『日本製塩技術史の研究』)
第7回 (昭和60年度) 柚木  学氏(『近世海運史の研究』)
第8回 (昭和61年度) 喜多 慶治氏(『兵庫県民俗芸能誌』)
          細見 末雄氏(『丹波の荘園』)
第9回 (昭和62年度)  西   桂氏(『兵庫の庭園』)
第10回(昭和63年度) 高井悌三郎氏(辰馬考古資料館長)
          東郷 松郎氏(『播磨国の古社寺と荘園』)
第11回(平成元年度) 田中 久夫氏(民俗学・御影史学会主宰)
第12回(平成2年度)  落合 重信氏(部落史・地名学ほか)
第13回(平成3年度)  安達 五男氏(部落史研究)
第14回(平成4年度)  菊川 兼男氏(淡路の地域史研究)
          宿南  保氏(但馬の地域史研究)
第15回(平成5年度)  宮川 秀一氏(近現代史)
第16回(平成6年度)  石見 完次氏(『東播磨の民俗』ほか)
第17回(平成7年度)  名生 昭雄氏(農村舞台調査団代表)
第18回(平成8年度)  小野寺逸也氏(近・現代史研究)
第21回(平成11年度) 宮崎修二朗氏(文芸史・民俗学)
第24回(平成14年度) 三木市宝蔵文書調査会(藤原昭三氏ほか)
第26回(平成16年度) 武田 清市氏(近世史研究・古文書保存)
          濱岡きみ子氏(地域史・民俗・地名研究)

19、20、22、23、25回は該当者がありませんでした。


落合重信記念賞受賞者一覧
第1回(平成18年度) 橘川 真一氏
神戸・播磨・丹波など県内各地での出版活動や姫路文学館の設立準備や
播磨学研究所の設立・運営など。

第2回(平成21年度) 歴史資料ネットワーク
阪神・淡路大震災での被災資料の救出から、歴史文化を生かす社会づくり、
水損史料の救出など史料保存の新たな境地と手法を切り開き、県外にも同様の
組織作りを促した。